ダイヤモンドプリンセスのジムはどんな感じ?フィットネストレーナーが紹介

クルーズ船の中にジムがあると聞いても、あまりイメージが湧かない方も多いのではないでしょうか。

「設備はちゃんとしているの?」
「どんな人が利用するの?」
「海の上で本当にトレーニングできるの?」

そんな疑問を持つ方もいると思います。

私自身、『ダイヤモンド・プリンセス』でフィットネストレーナーとして働くまでは、船の上のジムがどんな場所なのか具体的には想像できませんでした。

この記事では、実際に働いていた立場から、『ダイヤモンド・プリンセス』のジムの雰囲気や設備、利用するゲストの特徴についてリアルに紹介します。

目次

1. 海を感じながら運動できる特別な空間

クルーズ船のジムのいちばんの魅力は、やはり海の上にあるという特別感です。

時間帯によって見える景色も変わり、朝は朝日を浴びながら、日中は広い海を眺めながら体を動かすことができます。

地上のジムだと、どうしても日常の延長のように感じることがありますが、クルーズ船のジムは空間そのものが非日常です。

旅行中でも運動習慣を崩したくない方にとってはもちろん、
「少し体を動かしてみようかな」
「散歩の延長のような感覚で行ってみようかな」
という方でも入りやすい雰囲気がありました。

2. 設備は想像以上にしっかりしている

「船の上だから、簡易的なジムなのでは?」と思われることもありますが、実際は想像以上にしっかりしています。

有酸素マシン、筋力トレーニング用のマシン、ダンベルなど、基本的な設備はひと通りそろっていて、一般的なジムと比べても大きく見劣りする印象はありませんでした。

もちろん、地上の大型フィットネスクラブほどの広さはありません。
それでも、旅行中に体を動かす環境としては十分だったと思います。

ゲストの中には、毎朝のルーティンのように利用する方もいれば、旅行中の食べ過ぎを気にして来る方、健康維持のために軽く運動する方もいました。

クルーズ旅行は食事の機会も多いので、「少しでも動いておきたい」というニーズは意外と高かったです。

3. 利用するゲストの目的はさまざま

ジムを利用する方は、本格的に鍛えたい方ばかりではありません。

ウォーキングマシンで軽く歩くだけの方、ストレッチを中心に行う方、景色を楽しみながら体を動かしたい方など、利用目的は本当にさまざまでした。

日本人ゲストは、比較的年齢層が高く、老後の楽しみとしてクルーズ旅行に来られている方が多い印象でした。

一方で海外のゲストは、ファミリーや若いカップルなども多く、利用する層はかなり幅広かったです。

私たちフィットネストレーナーは、ゲストの目的に合わせてマシンの使い方を説明するだけでなく、有料のグループレッスンやパーソナルトレーニングを通して、船上でのフィットネス体験をより楽しんでもらえるようサポートしていました。

また、クルーズ船のジムは、ゲストにとって旅の一部でもあります。
そのため、単に運動する場所というだけでなく、気持ちよく過ごしてもらえる空間づくりも大切でした。

設備だけでなく、雰囲気や接客も含めて「心地よさ」が求められる場所だったと思います。

4. ジムはただ鍛える場所ではない

実際に働いて感じたのは、クルーズ船のジムは「体を鍛える場所」である以上に、気分を整える場所でもあるということです。

旅行中は、食事や観光を楽しむ一方で、生活リズムが崩れやすくなることもあります。

そんな中で、少し汗を流したり、海を見ながら歩いたりする時間は、心身のリフレッシュにつながっていたように思います。

『ダイヤモンド・プリンセス』のジムは、豪華さだけでなく、日常と非日常のあいだにあるような不思議な魅力を持った場所でした。

クルーズ船に乗る機会があれば、ぜひ一度のぞいてみてほしいです。
きっと「海の上のジムって、こういう世界なんだ」と感じられると思います。

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