クルーズ船で働いていると話すと、よく聞かれるのが、
「休日ってあるの?」
「休みの日は何をして過ごしているの?」
という質問です。
結論から言うと、クルーズ船スタッフの休日は、地上で働く人の“普通の休日”とはかなり違います。
基本的には、週に2〜3回ほどの半休が中心で、丸一日オフが頻繁にあるわけではありません。
それでも、海の上で毎日働く生活の中では、この半休が本当に貴重です。
寄港地で少し外に出て地上を歩くだけでも気分転換になりますし、食べ歩きやカフェに行くだけでもかなりリフレッシュできます。
一方で、クルーズ船ならではのルールもあります。
たとえば門限があるので、時間との勝負になることもあります。
逆に、あえて外に出ず、船内でゆっくり過ごす日もありました。寄港日はゲストが外出して船内が空いているので、意外と快適なんです。
この記事では、そんなクルーズ船スタッフの半休の過ごし方を、実体験ベースでリアルに紹介します。
この記事でわかること
・クルーズ船スタッフに休日はあるのか
・半休はどのくらいの頻度でもらえるのか
・寄港地での過ごし方 船内での休日の楽しみ方
・クルーズ船ならではの注意点
1. クルーズ船スタッフの休日は基本「半休」
私が働いていたときは、週に2〜3回ほど半休がありました。
時間帯は主に次の2パターンです。
- 朝から14:30まで働いて、午後がオフ
- 14:30から終業まで働いて、午前がオフ
チームはAとBに分かれていて、交互にオフをもらう仕組みでした。
一方で、丸一日オフはかなり少なかったです。
8か月の乗船期間の中で、フルオフは2〜3回ほどしかありませんでした。
しかも、そのうちの何回かは「午後から翌日の14:30まで休み」という形です。
それでも、クルーズ船生活の中ではかなり長く休める貴重な時間でした。
さらに、売上に応じてインセンティブ・タイムオフがもらえることもあります。
これは数時間分のオフをマネージャーに申請して、休みを延長したり、好きな時間帯に取ったりできる制度です。
2. 定番の過ごし方は食べ歩き・観光・カフェ
半休の日は、限られた時間の中で、同じチームの友人や一人で出かけることが多かったです。
遠出は難しいですが、主要な観光地を少し回ったり、ランチやカフェを楽しんだりするには十分な時間があります。
港からシャトルバスが出ていることも多く、それを利用して街へ出ることもありました。
タイ・プーケットでジェットスキーをした日
タイのプーケットに寄港したとき、同僚とマリンアクティビティをしようという話になり、ジェットスキーを楽しんだことがあります。
船の近くまで自分で運転したのですが、スピード感、海風、エンジン音がとにかく気持ちよくて、仕事の疲れが一気に抜けるような感覚がありました。
そのあと、レストランでパッタイなどのタイ料理を食べて船に戻り、14:30から仕事へ。
これもクルーズ船スタッフらしい休日の過ごし方のひとつだと思います。
3. 門限があるので時間管理は必須
クルーズ船スタッフの休日で気をつけたいのが、門限があることです。
午後休みの場合は14:30頃から外出できますが、船はだいたい18時前後に次の寄港地へ向けて出港します。
そしてスタッフは、ゲストよりも30分ほど早く船に戻らなければなりません。
そのため、自由時間はあるようで意外と短く、のんびりしすぎるとすぐ時間がなくなります。
私の周りで実際に戻りが遅れたスタッフはいませんでしたが、もし遅れればかなり大きな迷惑をかけることになります。
クルーズ船の休日は、自由に見えて時間管理がとても大事です。
4. 外出しない日もある|船内で過ごす休日
半休の日は必ずしも外出するとは限りません。
あえて船内でゆっくり過ごす日もありました。
特に寄港日はゲストの多くが外出するので、船内がかなり空きます。
これが意外と快適で、静かに過ごしたいときにはちょうど良かったです。
午前休の日の過ごし方(14:30から勤務の日)
私がよくしていた過ごし方はこんな感じです。
- 朝:ジムでワークアウト
- ワークアウト後:シャワー
- 朝食:ゲストエリア「ホライゾン」でゆっくり朝食
- 午前〜昼前:部屋で読書や映画を観てのんびり
- 昼食:ホライゾン、またはピザ・ハンバーガーコーナー
- デザート:アイスを食べる
- 14:00頃:仕事の準備
- 14:30:勤務開始
ゲストが外出している時間帯は、ゲストエリアも比較的空いています。
ホライゾンでゆっくり食事をしたり、コーヒーやデザートを楽しんだりできるのは、船内で過ごす休日ならではの良さでした。
しかも、こうした食事やデザートは基本的に無料。
外に出なくても、十分リフレッシュできます。
また、私はスパ所属だったので、月に1回ほど同僚のヘアスタイリストに髪を切ってもらうこともありました。
クルー専用のプールでのんびりしたり、泳いだりして過ごすのも良い息抜きになります。
5. 午後オフの日の楽しみ方
午後オフの日に少し特別感があったのは、船内レストランで食事をすることです。
無料ではありませんが、ゲストになったような気分でレストランの雰囲気を楽しむことができます。
普段は働く側なので、こういう時間はちょっとした非日常でした。
さらに、船内のシアターでショーを観ることもあります。
こちらは無料で楽しめることが多く、ミュージカル、演奏、マジックショーなど、内容も幅広いです。
夜には、クルー専用バーで友人と飲むこともありました。
人それぞれ過ごし方は違いますが、クルーズ船スタッフは限られた時間と空間の中で、うまく息抜きをしながら生活していると思います。
まとめ|クルーズ船スタッフの休日は“短いけど貴重”
クルーズ船スタッフの休日は、地上の仕事のように毎週丸一日休めるわけではありません。
基本は週に2〜3回の半休で、丸一日オフはかなり貴重です。
それでも、寄港地で食べ歩きをしたり、カフェでのんびりしたり、船内で静かに過ごしたりと、短い時間の中でもしっかりリフレッシュできます。
クルーズ船で働く生活はハードですが、その分、こうした半休のありがたみはとても大きいです。
「クルーズ船スタッフって休日あるの?」
「休みの日は何をしているの?」
そんな疑問を持っている方に、少しでもリアルが伝われば嬉しいです。
