「ダイヤモンド・プリンセスって、どんな人が乗っているの?」
豪華客船と聞くと、
「富裕層ばかりなのでは?」
と思う方も多いかもしれません。
たしかに、一般的な旅行より高級なイメージはあります。
でも、実際にフィットネストレーナーとして8か月間乗船して感じたのは、ダイヤモンド・プリンセスのゲストは“富裕層だけ”ではないということです。
この記事では、実際に船内で多くのゲストと接してきた経験をもとに、
- どんな国の人が多いのか
- どんな年齢層が多いのか
- 本当に富裕層ばかりなのか
このあたりをリアルに紹介していきます。
1. ダイヤモンド・プリンセスの客層は時期や航路で変わる
まず前提として、
ダイヤモンド・プリンセスの客層は時期や航路によってかなり変わります。
日本人が多い航路もあれば、ほとんど日本人を見かけない航路もあります。
私が乗船していた時期の印象では、大きく分けて次の2つのシーズンがありました。
日本シーズン
航路:横浜発着、日本周遊、韓国、台湾など
この時期は、日本人ゲストがかなり多い印象でした。
体感としては、日本人が1,000〜1,500名ほど乗っていることもあり、次いでアメリカ人が500〜1,000名ほどというイメージです。
そのほか、オーストラリア、イギリス、カナダ、ニュージーランドなど、英語圏のゲストも多く見られました。
東南アジアシーズン
航路:シンガポール発着、東南アジア周遊
こちらのシーズンになると、日本人はかなり少なくなります。
シンガポールやベトナムなど周辺国のゲストが増え、同じくアメリカ、オーストラリア、イギリス、カナダ、ニュージーランドなどからの乗船も見られました。
日本人ゲストは、かなり少数派だった印象です。
なお、乗船人数は全体で約3,000人規模でした。
2. 実際に多かったゲストの国籍
全体的な印象としては、アメリカやオーストラリアのゲストはどのシーズンでも比較的多いと感じました。
やはり英語圏のゲストは目立ちますし、船内サービスの利用も積極的な方が多かった印象です。
そのほかにも、実際に私が船内で話したゲストの出身国はかなり幅広く、たとえば次のような国の方がいました。
- スペイン
- ロシア
- ドイツ
- ブラジル
- ポーランド
- スイス
- アイルランド
- 台湾
- 韓国
- 中国
- メキシコ
- モンゴル
- インドネシア
- フィリピン
- ウズベキスタン
- インド
- トルコ
- スウェーデン
- 南アフリカ
- フランス
- セルビア
- ベルギー
- イタリア
- アルゼンチン
船内でゲストと話すときは、
「Where are you from?」
と出身を聞くのが定番でした。
私が「日本出身です」と答えると、日本の良い印象や、日本旅行の思い出を話してくれるゲストも多く、それがとても嬉しかったのを覚えています。
これだけ多国籍の人たちがひとつの船に集まる環境は、なかなかありません。
スタッフとして働く立場でも、非常に貴重な体験だったと思います。
3. ゲストの年齢層は高め?
次に、ダイヤモンド・プリンセスのゲストの年齢層についてです。
日本人ゲストの年齢層
日本人ゲストは、リタイア後の65歳以上の方が多い印象でした。
まとまった時間が必要なクルーズ旅行ということもあり、時間に余裕のある方が中心だったと思います。
一方で、夏休みシーズンになると、
- ファミリー層
- 会社員の方
- 新婚旅行中のカップル
なども増えて、少し雰囲気が変わります。
ただ、全体として見ると、若い世代は少数派でした。
外国人ゲストの年齢層
外国人ゲストは、日本人ゲストよりもやや若めの印象がありました。
体感としては、40〜50代くらいが中心です。
もちろんリタイア層もいますが、
- 夫婦
- カップル
- ファミリー
など、かなり幅広い層が乗船していました。
長期休暇を取りやすい国が多いこともあり、日本人ゲストとは少し違う客層だと感じました。
4. ダイヤモンド・プリンセスは富裕層しか乗れないのか
結論から言うと、全員が富裕層というわけではありません。
豪華客船という言葉から、「かなりお金持ちでないと乗れないのでは?」と思われがちですが、ダイヤモンド・プリンセスは意外とそうでもありません。
というのも、通常の海外旅行でかかる
- 航空券
- 宿泊費
- 食費
などをまとめて考えると、同じくらいの予算感で乗れるケースもあるからです。
もちろん、金額はかなり幅があります。
部屋のグレードや、アルコール、スペシャリティレストランの利用有無などによって、費用は大きく変わります。
そのため、ダイヤモンド・プリンセスのゲストは、
- 本当に裕福な方
- 少し贅沢な旅行として乗る方
- 時間にゆとりがあって非日常を楽しみたい方
など、さまざまだと感じました。
船内で感じた“購買力の違い”
一方で、実際に働いていると「本物の富裕層だな」と感じるゲストがいるのも事実です。
たとえば、海外のゲスト、特にアメリカ人は日本人よりもサービス利用に積極的な印象がありました。
スパのマッサージも人気で、75分で229ドルほどのメニューを、10日間のクルーズ中に2〜3回利用される方も珍しくありませんでした。
こうした場面を見ると、やはり所得水準やお金の使い方の感覚の違いはあるなと感じます。
5. まとめ|ダイヤモンド・プリンセスのゲストはこんな人たちだった
ダイヤモンド・プリンセスのゲストは、いわゆる富裕層だけではありませんでした。
実際には、
- 時期や航路によって国籍構成がかなり変わる
- 日本人はリタイア層が多め
- 外国人ゲストは40〜50代を中心に幅広い
- 必ずしも超富裕層だけではなく、非日常を楽しみたい人も多い
そんな印象です。
クルーズ旅行は、単なる移動ではなく、船そのものを楽しむ旅でもあります。
そのため、時間に余裕のある方や、ゆったり非日常を味わいたい方に特に合っているのだと思います。
もし
「ダイヤモンド・プリンセスってどんな人が乗っているんだろう?」
と気になっていた方に、少しでもリアルなイメージが伝われば嬉しいです。
少しでも興味がある方は、ぜひ一度ダイヤモンド・プリンセスを体験してみてください。
