クルーズ船スタッフの国籍は?船の上で感じた“動く多国籍社会”のリアル

クルーズ船で働く前、私が気になっていたことのひとつが、
「スタッフはどこの国の人が多いのだろう?」
ということでした。

実際に乗船してみると、そこには想像以上に多国籍な世界が広がっていました。
船の上は、まるで**“小さな地球”**のような空間です。

さまざまな国のスタッフが、同じ職場で働き、同じ船の中で生活する。
それは地上ではなかなかできない、特別な経験でした。

この記事では、クルーズ船スタッフの国籍事情や、実際に多国籍な環境で働いて感じたことを、体験ベースでリアルに紹介します。

この記事でわかること
・クルーズ船スタッフにはどんな国籍の人がいるのか
・部署ごとに国籍の傾向はあるのか
・多国籍な環境で働くと何を感じるのか
・クルーズ船が「動く多国籍社会」と言われる理由

目次

1. クルーズ船スタッフの国籍は本当にさまざま

クルーズ船スタッフの国籍は、本当にさまざまです。
部署ごとに比較的多い国籍の傾向はあるものの、船全体で見るととても国際色が豊かでした。

私が働いていたダイヤモンド・プリンセスでも、たとえば次のような国のスタッフがいました。

  • イタリア
  • インド
  • フィリピン
  • インドネシア
  • イギリス
  • アメリカ
  • メキシコ
  • 南アフリカ
  • ジャマイカ
  • ポーランド
  • スペイン
  • ルーマニア
  • ベトナム
  • ギリシャ
  • ジンバブエ
  • 日本

もちろん、これは一部です。

ひとつの船の中で、これだけ多くの国の人たちが同じ職場で働き、同じ生活空間で過ごしている。
この環境は、地上ではなかなか経験できるものではないと思います。

まさに、クルーズ船は**“動く多国籍社会”**でした。


2. 部署によって多い国籍に違いがある

クルーズ船は多国籍な職場ですが、よく見ると部署によって多い国籍にある程度の傾向がありました。

ダイヤモンド・プリンセスは、日本を中心にアジアやオセアニアを巡る航路が多いため、全体として日本人スタッフが各部門に比較的多く配属されていた印象があります。

たとえば、私が所属していたスパ部門では、

  • インド
  • フィリピン
  • 日本

など、アジア系スタッフが多めでした。
そのほかにも、

  • 南アフリカ
  • イギリス
  • ポーランド

などのヨーロッパ系スタッフも在籍していました。

また、エンターテインメントチームにはイギリスやアメリカ出身のスタッフが多く、
レストランのウェイターにはフィリピンやインドネシア出身のスタッフが多い印象がありました。

さらに、キャプテンやエンジニアの方々には、イタリアやルーマニアなどヨーロッパ出身のクルーが多かったです。

もちろん、これは私が乗船していた船で感じた傾向なので、船会社や航路によって違いはあると思います。
ただ、クルーズ船では部署ごとに文化や雰囲気が少しずつ違うのも面白いところでした。


3. 多国籍な環境で働いて感じたこと

多国籍な環境で働いて一番感じたのは、自分の中の“当たり前”がどんどん更新されていくことでした。

文化も違う。
価値観も違う。
考え方も違う。
人との距離感や仕事への向き合い方も違う。

最初は「え?」と思うことも正直ありました。
でも、そこで拒否するのではなく、
「なぜこの人はこう考えるんだろう?」
と一度受け入れてみる。理解しようとしてみる。

その積み重ねが、自分の視野をかなり広げてくれたと思います。

言語の壁があるので、自分の気持ちや考えを伝えるのは簡単ではありません。
それでも、時間をかけてでも伝えること。
自分の意見をきちんと言葉にすること。
その大切さを、船の上で何度も実感しました。

また、海外ならではだと感じたのは、みんなとにかくフレンドリーだったことです。
船の中の空気感も合わさって、ゲストもスタッフもオープンに話せる雰囲気がありました。

エレベーターで一緒になって、
「初めて見る顔だね。どこの部署?」
「出身はどこ?」
「じゃあまたね!」
そんな会話が自然に始まることも珍しくありませんでした。

クルーズ船の中は、どこかテーマパークのようなオープンさがあって、個人的にはその雰囲気がとても好きでした。


4. 船の上には、それぞれの“当たり前”があった

多国籍な環境で面白かったのは、日常のちょっとした場面にも、それぞれの国や文化の違いが表れていたことです。

たとえば、

  • エレベーターで一緒になったジャマイカ人が歌って踊っていたり
  • ヨーロッパ系のクルーが明るく積極的に話しかけてきたり
  • インド人スタッフが部屋の床に座ってスパイスを調合していたり
  • フィリピン人スタッフが夜によくカラオケをしていたり

みんな本当に自由で、楽しそうで、見ているだけでもこちらが楽しくなることがありました。

もちろん、文化の違いで戸惑うことがまったくないわけではありません。
でも、それ以上に、**「こんな考え方もあるんだ」「こんな生き方もあるんだ」**と学ばせてもらうことの方が多かったです。

旅行では見えないことがあります。
語学学校に通うだけでも得られないものがあります。
実際に同じ職場で働き、同じ船の中で生活したからこそ見えた世界がありました。


まとめ|クルーズ船は“動く多国籍社会”だった

クルーズ船で働いてみて感じたのは、船の上は単なる職場ではなく、

**国籍も文化も価値観も違う人たちが集まる“動く多国籍社会”**だということです。

いろいろな国の人たちと一緒に働き、生活し、言葉を交わす中で、自分の中にあった常識は何度もアップデートされました。

知識として「海外は多様だ」と知るのと、実際にその中で働くのとでは、まったく違います。
クルーズ船で多国籍な環境を経験できたことは、旅行や勉強だけでは得られない大きな財産になりました。

クルーズ船スタッフの国籍事情や船内の雰囲気が気になっている方にとって、少しでもリアルが伝われば嬉しいです。

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